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【公式】 准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得た我が身を回顧する源氏の君・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・茶道-茶道具-Ⅱ-45B 和書

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メーカー cbf6f361f55c 発売日 2025-04-22 00:19 定価 25000円
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【公式】 准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得た我が身を回顧する源氏の君・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・茶道-茶道具-Ⅱ-45B 和書

准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得た我が身を回顧する源氏の君・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・茶道-茶道具-Ⅱ-45B_画像1 准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得た我が身を回顧する源氏の君・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・茶道-茶道具-Ⅱ-45B_画像2 准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得た我が身を回顧する源氏の君・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・茶道-茶道具-Ⅱ-45B_不昧公の正室・方子と娘・玉映の落款 閉じる

不昧公の正室・方子と娘・玉映の落款

准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得た我が身を回顧する源氏の君・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・茶道-茶道具-Ⅱ-45B_「懸其所仕之車置諸廟」漢詩文の落款 閉じる

「懸其所仕之車置諸廟」漢詩文の落款

准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得た我が身を回顧する源氏の君・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・茶道-茶道具-Ⅱ-45B_仙台藩医・木村寿禎の落款 閉じる

仙台藩医・木村寿禎の落款

准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得た我が身を回顧する源氏の君・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・茶道-茶道具-Ⅱ-45B_断層画像写真 閉じる

断層画像写真

准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得た我が身を回顧する源氏の君・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・茶道-茶道具-Ⅱ-45B_右が紫の上、左が女三の宮の模型 閉じる

右が紫の上、左が女三の宮の模型

准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得た我が身を回顧する源氏の君・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・茶道-茶道具-Ⅱ-45B_源氏の君と紫の上、右下は今上帝の皇后 閉じる

源氏の君と紫の上、右下は今上帝の皇后

准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得た我が身を回顧する源氏の君・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・茶道-茶道具-Ⅱ-45B_左下の源氏の君と右上の葵の上 閉じる

左下の源氏の君と右上の葵の上

准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得た我が身を回顧する源氏の君・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・茶道-茶道具-Ⅱ-45B_左が柏木、右が夕霧(国宝・源氏物語絵巻) 閉じる

左が柏木、右が夕霧(国宝・源氏物語絵巻)

令和6年から「源氏物語」の作者・紫式部をモデルにしたNHK大河ドラマ「光る君へ」が放送されております。藤田徳太郎撮影『自然 朝霧と靄之部』明治41年 石敢堂刊(京都市)明治時代の風景写真集。

京都の公卿・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵

自筆「源氏物語」の「若菜(わかな)下」の巻は、禁裏(京都御所)において書かれたものです。【希少】資料第8集 安東産業経済概観 安東商工公会 康徳9年(昭和17年)発行 満州/安東省/歴史/資料【ac03k】。


自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏(おおいのみかどむねうじ)」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)の曽祖父です。啓蒙手習の文 上・下巻 福沢諭吉編 古文書。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。永井荷風『葛飾土産』限定300部 昭和25年 中央公論社刊。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子(のぶこ)であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。玉鬘の姫君の娘(大君と中の君)、冷泉院(前冷泉天皇)と今上帝から求婚される・二人の天皇からの求愛物語「源氏物語」「竹河」21-B。現在の今上天皇と系譜がつながっている。即興詩人 上下巻 古書 明治39年発行3版 森林太郎著 (森鴎外)。

 関白・近衛基熙(このえ もとひろ)は、後水尾院(第108代後水尾天皇)の皇女・常子内親王と結婚。v△△発行年不明 俳諧季寄 是々草(これこれ草) 上下巻 2冊揃い 芭蕉翁所藏蛙嚢圖 山田茂助蔵 加藤正得 加藤正修 無刊記 和本 古書/R06。二人の皇女・熙子(ひろこ)は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。長澤虎之助編『西伯利亞大観』大正10年日日通信社出版部刊 ロシア・シベリア写真集 シベリア出兵貴重資料 長沢虎之助 西伯利亜大観。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子(ひろこ)は将軍家宣の正室となった。宋大家蘇文公文抄 10巻4冊揃 安政4年 唐宋八大家  韓愈・柳宗元、北宋の欧陽脩 蘇洵 蘇軾 蘇轍 王安石 検) 古書和書古文書写本古本 NZ。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流(下記に掲示)で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。本朝古今金工便覧・2冊/藤井利八/大正6年/後藤家代々銘判図譜/和装本。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。国民美術協会編『時代タペストリー集成』(全2輯揃)昭和10年 古今堂刊 松方幸次郎蒐集ヨーロッパタペストリー展示即売展目録 ゴブラン織り。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。藤原清輔『清輔雑談集』(全2冊揃)安政5年 恵比寿屋治助/勝村伊兵衛板 江戸時代和本 平安時代の公家・歌人の談話集。(資料の記録は下記に掲示)

 出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」の自筆です。J24021706〇経済小学 上下2冊揃 神田孝平 慶応3年〇和本古書古文書。
 自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。大野良宣編輯 平間由之訂稿『説教必携微塵談』(全2冊揃)明治13年 大村屋総兵衛刊 明治時代和本 仏教書 仏書 仏教的啓蒙書 人生訓 教訓。「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。コヲ■0219t[古今和漢 萬寶全書 万宝全書 全13冊揃] 東都書林 明和7年。このため後醍醐天皇の宸翰(しんかん・天皇自筆)にかなり近い年代に書かれていることがわかる。清水卯三郎訳述『西洋烟火之法』明治14年 瑞穂屋蔵版 ヨーロッパ花火論 花火技術書。また、各巻ごとの書かれた年については不明。中村経年(松亭金水)編 橋本玉蘭斎(歌川貞秀)画『絵本孫子童観抄』(全十三巻六冊揃)慶應元年 山城屋佐兵衛他刊 江戸時代和本。従って、応永五年とは、書き始めの年である。三五園月磨(堀源甫)『道歌心のうつし画』文化10年序刊 江戸時代和本 和歌に託して心のあり方を説いた判じ物形式の教訓書 文字絵 絵入本。また、落款から、後年、近衛基熙(1648~1722)の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。高野栄明編『荘内漫遊案内』大正8年 日向書店刊(山形県鶴岡町)山形県鶴岡市郷土史料 大正時代の庄内地方案内書(商店広告多数入)。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。満州大観・記念写真帖/大正10年/東郷平八郎・乃木希典・福原鉄太郎/大連・南満沿線・北満・安奉線/白玉山頂表忠塔・納骨神社・東鶏冠山。


 大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年(1068)~天承元年(1131)を祖として創立された。実観『支那撰述仏説観無量寿仏経疏宗鈔会本』(全5冊揃)明治30年刊 江戸時代和本(明治刷)天台宗 仏教書 仏書 観経疏宗鈔会本。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門」を称する。写本 平井権八郎黒鍬形 平井権八郎由緒并目黒比翼塚之仕第 江戸時代 白井権八 因幡国鳥取藩 鳥取県鳥取市 歌舞伎浄瑠璃 古書古文書 NS。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。古書 古文書 まとめて 100点以上 大量出品 和本 資料 古い教科書 仏教 当時物。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。関取二代勝負附(507)。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。波部主一編『山陽詳伝』(全2冊揃)明治11年 青木恒三郎(嵩山堂)頼山陽伝記 明治時代和本 漢文集。応永5年(1398年)に従三位となり公卿に列する。古文書 檄文 自訴状 「従□藩浪諸藩エノ檄文其自訴状モ又用之云」 ペリー来航 浦賀 斬奸城 江戸 水戸 幕末 文久 (レターパックライト発送)。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年(1420年)に内大臣に昇任した。新板繪入 商人取引状 御家流手本。


 旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』(いっきしょう)を著(あらわ)しております。日本染織商工史 泉俊秀 昭和4年発行 1103V4G。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。希少本 古書 大正五年参月 定価金参拾五圓 増補 日本書画骨董大辞典 聚芳閣。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。ギルス・モラ+クロード・ノリ写真集 Gilles Mora・Claude Nori『L'ete Dernier』1983年パリ刊 フランス現代写真。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。イエスを尋ねて ヘンリー.ヴァン.ダイク 大正14 キリスト教 長老派 新約聖書 神学宗教学カトリックプロテスタント ルターカルヴァンOB。

 出品した「源氏物語」は「若菜(わかな)下」の内容の要旨
『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。半田山人作 北尾重政画『教外別伝笑戯自知録 諸葛孔明秘伝』(全五巻揃)文化14年序 玉厳堂 江戸時代和本。若菜・下の巻名は朱雀院(前朱雀天皇)の五十の御賀があり、源氏の君はその賀宴を「このたび足りたまはん年、若菜など調(てう)じてや」に因む。写本 春秋庵白雄(加舎白雄)『俳諧寂栞』(全3巻3冊揃)安永9年後跋 俳諧 俳句 連歌 俳書。柏木は朱雀院(前朱雀天皇)皇女で源氏の君の正室に降嫁した女三の宮へのかなえられない恋に煩悶する。『袖珍百人一首 全』天保15年 柏原屋義兵衛刊 江戸時代和本 小倉百人一首。四年の歳月が経過。大塚祐英『日本人民是非入用』明治18年 秩山堂刊 明治時代の書式見本集 書類文例集 公的書類テンプレート集。冷泉天皇は在位十八年にして東宮に譲位し今上天皇として即位した。f24021401〇錦繍段 新編新撰抜萃 文明十五癸卯季秋初二 庚正丙子林鐘十有七日 天隱叟黙雲龍澤 江戸初期〇和本古書古文書。翌年、朱雀院(前朱雀天皇)と女三の宮との対面を企画し五十の賀宴が催されることになった。HH-8443 ■送料込■ 頼春水消息 巻物 江戸時代 肉筆 手紙 9枚 儒学者 詩人 弥太郎 頼山陽の父 和書 古書 古文書 /くJYら。源氏の君は六条院の女たちによる「女楽」による演奏の宴を開いた。真宗意得鈔・因果鈔・信行一念鈔・念仏往生義など  仏教 元禄3年 検)仏陀浄土真宗浄土宗真言宗空海親鸞法然密教 江戸時代 古書和書古本NR。柏木は、女三の宮の姉・女二の宮を正室に迎えたが、女三の宮への未練を断ち切れずにいる。守本恵観『おしへ乃つえ』大正10年序 信行社刊(京都)明治時代和本(大正刷)心学書 道話 教訓書 おしへのつえ おしえのつえ。葵祭りの前日、柏木は源氏の君の不在時に小侍従の手引きにより女三の宮と逢瀬をした。基督教新解 富永徳磨 明治42 駒込基督会牧師 黎明会 八木重吉 キリスト教 新約聖書 神学宗教学カトリック プロテスタント宣教師戦前大正NV。夏のある日、源氏の君は女三の宮の体調不良の原因がご懐妊と知り、不審を抱いた源氏の君が柏木から女三の宮あての手紙から柏木と女三の宮の密事が発覚する。『尚古造紙挿』(全2巻2冊揃)文政13年 鶏鳴舎蔵版 江戸時代和本 編者未詳の絵入随筆集。(女三の宮の子がのちの薫の君)源氏の君、41歳から47歳までを描いている。葉栄鐘編『林獻堂先生紀年集』(全3冊揃)民国49年 林獻堂先生紀年集編纂委員会刊(台湾台中市)線装本。


自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)」と娘・幾千姫(玉映)の落款(印譜)


自筆上部の「懸其所仕之車置諸廟(其仕ふる所の車を懸(か)けて諸(これ)を廟(城門)に置く)」の漢詩の落款
漢詩は「白氏文集」の中の有名一節です。希少 古書【ホトトギス 昭和八年 十二月號】全142ページ◆俳句 小説雑誌◆骨董 文献◆高浜虚子 雁盗人/川端芽舎 花鳥巡禮/山口青邨 他収録。押捺の詳細な理由は下記説明欄に記載
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。写本 霍乱 泄瀉 帯下 天明7 医学書 江戸時代 クラミジア感染 日射病 西洋医学東洋医学 蘭学 漢方薬 薬学 オランダ 阿蘭陀 鍼灸 杉田玄白NZ。)

大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載

《「源氏物語」若菜(わかな)下の巻》
「若菜・下」の巻は英文で「New Herbs Part Two」と表記されます。紀元二千六百年記念 現代日本畫展覽會畫集 昭和十五年 合同新聞社発行 古書 古文書 和書 古本 骨董 古美術。
《原本上部に「懸其所仕之車置諸廟(其仕ふる所の車を懸(か)けて諸(これ)を廟(城門)に置く)」という。中野菊乃『能面使用別一覧』昭和40年 私家版 能楽 お能資料。これは、中国の皇帝が譲位した場合、高位の高官も職を致仕(退官)するという「白氏文集」の漢詩文に由来している。註解名蹟碑帖大成 上巻。「若菜・下」では在位十八年の冷泉帝が譲位し、これにつれて太政大臣が致仕する。小説講談 ポケット 第5巻9号 大正発行。原文には、「かしこき帝の君も位を去りたまひぬるに、年ふかき身の冠(かふふり)を懸(か)けむ」と記されており、「白氏文集」の漢詩文からの引用である。長谷川伸旧蔵書 錦石秋編『塩原繁昌記』明治19年 君嶋玄一刊 明治時代和本 塩原温泉ほか。》

「額縁入自筆原本」



(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。【限定版200部・非売品】『国書聚影』※河竹繁俊直筆礼文・名詞入り●呉文炳著●理想社●昭和30年発行●全222P●検)古今和歌集百人一首定家。)

「自筆原本」

自筆下の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子(よりこ)と娘の幾千姫(玉映)の落款。「真誠講三都美家計」/佐々木荘助著/序文明治9年/明治8年/私家版/東京・京都・大阪の名所、名物、見所など。

自筆上部のタテ長の印は、「懸其所仕之車置諸廟(其仕ふる所の車を懸(か)けて
諸(これ)を廟(城門)に置く)」という漢詩文の落款。三余斎麁文(鵜川鹿文)『華實年浪草』(全12巻15冊揃)天明3年 日野屋彦左衛門他刊 季語集 俳諧書 俳書 俳句 江戸時代和本 俳諧三余抄。
反対側の印は仙台藩医・木村寿禎の落款


《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。教育史教科書 中島牟次郎 明治三十六年 古書 アンティーク。》

自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)と娘・幾千姫(玉映)の落款(印譜)


自筆が「古切」とされたのは江戸時代。『貴重書 大正5年 耶蘇と宗吾 キリスト教 原坦嶺:著 欟齋社 』。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載

(1)・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。貞極・仏定『正続蓮門住持訓』文政7年序刊 江戸時代和本 浄土宗 仏教書 仏書 正続蓮門住持訓/上宮太子釈氏憲法 聖徳太子資料。


《「源氏物語」若菜(わかな)下の巻》
《原本上部に「懸其所仕之車置諸廟(其仕ふる所の車を懸(か)けて諸(これ)を廟(城門)に置く)」という若菜・下の原文中に引用されている漢詩の落款が押捺されている。佃義太郎編 芳洲米沢煕序『介寿詩集 全』昭和14年刊 奈良県の漢詩人樋口子誠(樋口蕉陰)の長寿を記念して編まれた漢詩集。》

《へた(隔)てなき》・・・・うれ(嬉)しさのみこそ、ますことなくおほゆれ。柳亭種彦(高畠藍泉)作 尾形月耕木版画『女夫髷操競 名器の茶入名妓の古跡 上巻』明治18年 共隆社刊 明治時代和本。
なほ、思ふさま殊なる心のほとを、見果て給へ」
とのみ、きこえ給ふを、「例のこと」と、心やましくて、涙くみ給へる氣色を、
「いとあはれ」と、見たてまつり給ひて、よろつに聞えまきらはし給ふ。二葉亭全集 第二巻 ツルゲーネフの巻。
「多くはあらねと、人の有樣の、とりとりに口おしくはあらぬを、
見知り行くまゝに、「まことの心はせ、おいらかに落ちゐたるこそ、
いと、難きわさなりけれ」となむ、思ひはてにたる。【版木 薬 医学 木版画 チラシ】。
大將のはゝ君を、をさなかりし程に、見そめて、やむことなく、
えさらぬすちには思ひしを、つね(常)になかよからす、・・・・《へた(隔)てある》


(文責・出品者)
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。勝間慧明編輯『幾何画法 全 堺縣上等小學課用』明治12年 東北舎/高橋平三刊(堺県)奈良県郷土史料 明治時代和本 図法幾何学書 製図法。



(2)・自筆の「原文の現代語訳文」は次の通りです。田中一貞編『萬延元年遣米使節写生集』大正9年序刊 万延元年遣米使節。


《「源氏物語」若菜(わかな)下の巻》

《准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得た我が身を回顧する源氏の君》

《(紫の上)「本当を申しますと、もうそんなに先が長くないような気がいたします。『教の鑑 全』(全三巻揃 合本一冊)明治時代和本 キリスト教資料 キリスト教神学書 和装活字本。
それなのに、この厄年(やくどし)をこうして素知らぬ顔で過しますのは、
まことに気がかりでございます。古文書 遷供行列次第 江戸時代 神道 仏教 密教 真言宗 空海 検)天台宗仏陀浄土真宗浄土宗親鸞法然護摩古写経写本西院流印信案密印 NP。
以前にもお願い申しあげましたことを、どうかお許しくださいましたら」
と対の上(紫の上)は、殿(源氏の君)にお申しあげになる。大槻磐溪『西遊記程』(全2冊揃=上下巻・附録共)天保2年序 野芳園蔵版 江戸時代和本 漢文集 紀行集 三春藩秋田家旧蔵書。
殿(源氏の君)は、
(源氏の君)「それはまったく、とんでもないことです。幕府領(会津藩預所)佐倉村古文書●寛政2年(1790) 公事方留書 全 100+3件 42丁 大沼郡佐倉村 現在の福島県昭和村 231113。
そんなふうにしてあなたが世を捨てておしまいになったら、
あとに残るわたしにはなんの生きがいがあるというのですか。一言堂義視著 一寸子高明画『中将姫物語前編』(全五巻五冊揃)嘉永5年 今津屋嘉兵衛蔵板 江戸時代和本 読本。
ただこうしてこれといったこともなく過ぎていく年月ですけれど、
明け暮れごいっしょしている》・・・・・喜びだけを、何にもまして
代えがたく思わずにはいられないのです。楯岡良知『希臘史略』(7冊)明治5-9年 文部省刊 明治時代和本 明治初期の本格的なギリシア史書 古代ギリシア文明史 ギリシア地図入。
やはり、あなたを思うわたしの気持のどんなに深いものかを、最後までお見届けくだされ」
とばかり申しあげなさる。東京新繁昌記 初編〜六篇 全6冊。
対の(紫の上)上は、いつもと同じな殿(源氏の君)のおっしゃりようだと、
まったくやりばのないお気持になられて涙ぐんでいらっしゃる。日本工藝史概説 奥田誠一 昭和6年 1103V5G。
そのご様子を殿(源氏の君)は、しみじみいとおしいお方よとお見あげになり、
何かとお気の紛れるようにお相手申しあげていらっしゃる。「和讃略註」/慧空?/正徳2年/丁子屋九郎右衛門・雁金屋勝兵衛発行。
《二十三・源氏の君、過去の華麗な女性遍歴を回想し論評する》
(源氏の君)「私は、それほどたくさんの女(ひと)を知っているというのではありませんが、
人柄というものは、それぞれにとりえがあって捨てがたいものであることが
だんだん分ってくるにつれて、心底から気だての穏やかで落ち着いている人は、
めったに得られるものではないということがよく分ってきました。高橋阿伝夜刃譚 全8編24冊。
 大将(夕霧)の母君(葵の上)を、わたしのまだ若かった時分にはじめて妻として、
貴いご身分でおろそかにできぬお方とは思っていたのでしたが、
いつもしっくりとはいかなくて、・・・・・《打ち解けぬ気持のまま終ってしまった》

備考1・源氏の君は先天的な優秀性のゆえに帝の寵愛を受けた。☆E0326和本江戸寛政7年(1795)跋書道「筆意断」全上中下合1冊揃い/米沢/源周義/古書古文書/木版摺り。現在は、准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得ている。宮城清行集成 佐野利有他校『和漢算法大成』(全9巻7冊揃)明和元年 河内屋茂八蔵版 江戸時代和本 数学書 算数書 和算書。

備考2:冷泉天皇は桐壺天皇と藤壺中宮の皇子としているが実際は源氏の君と藤壺の皇子。楓井純(古斎楓井)『古斎詩抄』昭和2年刊 土井ごう牙の次男の漢詩集 三重県津市郷土史料 龍津寺 土井古斎 楓井古斎。東宮(皇太子)は、今上天皇として即位し、今上天皇と明石女御の御子は、源氏の君の孫、のちに次期天皇として即位する未来が開け源氏の君の栄華が際立つ。岩下羆撰『冕服図帖』(全3冊揃)明治40年芸艸堂刊 彩色木版画譜 天皇・皇族礼服集 神道史料 天子御礼服 天皇礼冠 公家 染織図案集。

現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授(1999年没)

備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。火夫見習 明治40年 帝国鉄道 神戸営業事務所 給与 10円 歴史資料。
禁裏(京都御所)で書かれたものです。玉鬘の姫君の娘(大君と中の君)、冷泉院(前冷泉天皇)と今上帝から求婚される・二人の天皇からの求愛物語「源氏物語」「竹河」23-B。


(2)・自筆の「英訳文」は次の通りです。神の国建設者 ジョン・モット 斉藤惣一訳 昭8 キリスト教青年会 キリスト教 基督教 新約聖書 神学宗教学カトリック プロテスタント 戦前OA。


《New Herbs Part Two(若菜・下)》
It was the usual thing, all over again.
A very little more and she would be in tears, he could see.
He changed the subject.
"I have not known enormous numbers of women,
but I have concluded that they all have their good points,
and that the genuinely calm and equable ones are very rare indeed.
"There was Yugiri's mother.
I was a mere boy when we were married and she was one of the eminences in my life,
someone I could not think of dismissing.


英語訳文(英文)の出典:『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker(エドワード・ジョージ・サイデンステッカー)コロンビア大学教授(2007年没)



(2)・自筆の「中国語訳」は次の通りです。百人一首基箭抄 全3冊 井上秋扇/李吟序。


《若菜・下》
望察我特怜的真心。蓋世之偉業 明治発行。”
次要求,他是阻止,紫夫人心怏怏,流下泪来。【送料無料】折田年秀日記 第一&第二(平成9年 湊川神社 謹呈本 宮司 社務 楠木正成 幕末維新 薩摩藩士 薩英戦争 砲術 古文書 神道)。
源氏看看的模,得非常可怜,便百般安慰。J24021700〇貴重書 広瀬臺山 自筆写本 字学津梁 寛政10年戊午(1798年) 48歳 最終丁に自ら書写由来を記載 江戸時代中期後期の文人画家。后来道:
“我所看到的女子并不多,然据我所,然各人姿色各有点,
并非全无可取,但熟悉之后,便会相信真正性情重、度安的人,
在不易多得。送料込み 大正13年7月 中央文壇 創刊号 表紙 竹久夢二 青年公論社。譬如夕的母,是我年候最初相逢的女子,
出身于高之家,与我有之。BB-6831 ■送料込■明治大正詩史 巻上下 日夏耿之介 史実 伝記 本 古本 古書 資料 歴史 昭和4年 新潮社 2412g 印刷物 ●2冊まとめて/くKAら。


中国訳文の出典:『源氏物(Yunsh wy)』
豊子愷(ほうしがい)中国最初の「源氏物語」翻訳者(文化大革命で没)


「若菜・下の巻」原本の末尾(原本番号107-B)の印は、仙台藩第五代藩主・伊達吉村の正室・伊達貞子の押印

中央の写真(右から2番目)の写真が「源氏物語」若菜・下の巻の末尾(原本番号107-B)の押印。兵法・兵法六韜 北村佳逸 立命館出版部 昭和10年 司馬 老子 孔子 武韜 龍韜 古書 アンティーク。
左下の四角の大きな印は仙台・伊達家の家紋の印(竹に雀)
家紋の上2つの印は仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室(冬姫)の印。【人形代】邪病除御秘符 ジャビョウノゾクゴヒフ 手書き。冬姫は内大臣・通誠の養女。土生柳平(点注)『戦国策』(全15冊揃)明治16年山中出版舎刊 前漢時代劉向編の春秋戦国時代論 中国史 明治時代和本 唐本漢籍和刻本。
冬姫は通称。楳本古鉄編『清朝書画人名一覧』明治12年 馬場巳之助刊 元袋付/畳物一舗 明治時代和本 中国清代の画家・書家・文人一覧 銅版刷。正式な名は伊達貞子。写本 大久保忠休編『武野八景』明治時代写 武蔵野地誌 絵入。2つとも貞子の印。昭和五年・静岡県御巡幸記録/静岡県編纂/非売品・天金本/昭和6年/昭和天皇が昭和五年に行った地方視察の一環として行った静岡県巡幸の記録。左端の写真は「若菜・上の巻」末尾の拡大写真。【タイトル】 白鹿記念酒造博物館 -開館記念- 【編集発行】 白鹿記念酒造博物館編 【刊行年】 昭和57年 【備考】 白鹿。
左上端の細長い落款は、「懸其所仕之車置諸廟(其仕ふる所の車を懸(か)けて諸(これ)を廟(城門)に置く)」の漢詩文の印。忠考道の栞 後編 (画本道の手引) 思思堂非得/編 文政7年 上中下巻 全三冊 画本 和本 古文書。漢詩文の右の2つの印のうち、下は出雲藩主・松平治郷(不昧公)の正室・方子(よりこ)の印。◆古文書 進物目録 進上 御太刀一腰・御馬1匹 西村 江戸時代 ab。方子の上の印は方子の娘・幾千姫(玉映)の印。奥田抱生著 伊藤松宇序『燕老随筆』昭和10年 奥田秀彦刊 明治時代~大正時代に活躍した古書画・古美術品鑑定家の随筆集。右上の印は仙台藩医・木村寿禎の落款。鑑定備考 日本陶器全書/支那陶器全書。右端の写真上は仙台藩主(伊達家)正室一覧表の表紙。石田幹之助 岩井大慧編『東洋歴史参考図譜』(13輯セット/図版284枚) 大正13-昭和3年刊 中国美術 中国古画 中国古陶磁 宋版 古写経他。表紙の下は一覧の拡大写真(仙台市立博物館・刊行)


自筆の疎明資料等は、下記の通りです。(中国・明)羅本撰 本城維芳訳『通俗平妖伝』(全10巻8冊揃)享和2年 田中庄兵衛刊 江戸時代和本 滝沢馬琴愛読の中国白話小説 中国文学。



(Ⅰ)・上の写真右端は、高松宮「源氏物語」のうち「桐壺」の巻冒頭・(出典資料 別冊「太陽」「源氏物語絵巻五十四帖」(平凡社・刊)78頁。条野採菊著 歌川芳虎画『豊臣昇雲録』(3冊=初~3編)松林堂刊 豊臣秀吉の出世を描いた絵入本 明治時代和本 羽柴雲昇録。筆者は近衛関白政家公。趣■ 装劍奇賞 全7冊揃 全巻セット 松山堂 稲葉新右衛門 天明元年元版 裝劔竒賞 和綴本 刀剣 日本刀。中央の写真は、応永五年(1398)の年号。■動画あり 淡路國名所図会 1巻 2巻 3巻 4巻 5巻 和本 古書 資料本 全巻揃 昭和レトロ (0990013398)。年号の左の印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)の落款(印譜)。古文書 片野長次兵衛 「徒く者山(筑波山)恋明書並びに名所」 貞享4年刊 筑波 木版 和本 茨城 コレクション(レターパックライト発送)。左の写真は、桐壺の巻の奥付。写本 試験方 上巻? 福井丹波守 江戸時代 漢方学 薬学薬理学 東洋医学 戦前江戸期明治大正古書和書古本 NM。左大臣から関白に昇進した近衛基熙(もとひろ)公の花押。恩寵に育まれて 谷口茂寿 昭7 玉川聖学院 日本基督教団キリスト教新約聖書 神学宗教学カトリックプロテスタント教皇ルターカルヴァン戦前OB。上下2段の花押のうち、上の印は。宮武外骨 此中にあり 雑誌集成 第2期 第5回配本 22巻 文明雑誌/頓智と滑稽 他 :23巻 幸徳一派大逆事件顛末他 ゆまに書房。出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)の落款(印譜)、下の印は仙台藩医・木村寿禎の落款(印譜)


「自筆の画像断層(MRI)写真」


(出品した自筆の「断層画像写真」(若菜・下の巻)MRI 35―45B
自筆下二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子(よりこ)と娘・幾千姫(玉映)の落款



「天皇の曽祖父・大炊御門宗氏の系図」「額縁裏面表記ラベル」
「近衛基熙の肖像」「後西院天皇主賓の茶会の記録」


1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図(公家事典303頁)
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。【タイトル】 禅宗無門関私鈔 上下 【著者】 規伯玄方 ( 自雲 ) 編 ◆ 無門關鈔 禪宗無門關私鈔 無門関鈔 慧開 hui kai ◆。2番目の写真は近衛基熙の肖像(陽明文庫・所蔵)
3番目の写真は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の天皇家・近衛家略系図
【天皇家・近衛家略系図の出典(淡交テキスト「茶会記」に親しむ・7)平成29年7月淡交社・刊行】
4番目の写真は、「日本史の茶道」千利休の孫・宗旦と近衛基熙の茶の湯の交流」120頁(淡交社刊)
5番目の写真は、近衛基熙が、御所で第111代・後西院天皇を主賓に茶会を開催した記録「公家茶道の研究」55頁(谷端昭夫・著)


「源氏物語」「若菜・下の巻」絵図、茶室関係資料

下記写真1番目は、「源氏物語屏風(若菜・下)」(源氏物語絵巻)

朱雀院(前朱雀天皇)の五十の賀を祝い女三の宮、紫の上、明石女御が演奏する「女楽」の有名な場面
上の女性三人のうち右から紫の上は和琴、明石の女御は箏、女三の宮の琴。太陽略暦、略本暦まとめて 明治9.10.13.15.16.17.19。
手前の後ろ姿で琵琶を弾いているのが明石の君



上から2番目の写真は、「淡交」別冊(愛蔵版・№71 『源氏物語』特集)

上から3番目左右の写真は、茶会における大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」を茶道具として用いた茶室の事例




大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵(断簡)を出品
商品説明(来歴)大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の旧所蔵である。古文書 天明9年 仏教 江戸時代 つれづれぐさ 検)仏陀浄土真宗浄土宗真言宗空海親鸞法然密教 古書和書古本 NR。近衛基熙は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』(いっきしょう)を書いてある。M117 「なもほとけ」 年代不明 当時物 書物 本 歴史 資料 詳細不明 古文書 アンティーク 古書 知書。出品した大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに近衛家から出雲松江藩主・松平治郷(不昧公)の正室・方子(よりこ)に伝わり、方子の生家である仙台藩から同藩の藩医・木村寿禎に伝来していたものである。新井源八郎校正『新井白石古史通』(全四巻四冊揃)明治4年 松山堂蔵版 明治時代和本 古代史解釈書 日本史書。

漢詩文原本自筆上部に「懸其所仕之車置諸廟(其仕ふる所の車を懸(か)けて諸(これ)を廟(城門)に置く)」という。全8巻合本 『浮世絵志 創刊号~第32号 揃い』 芸艸堂 昭和4~6年 和本 古書 古文書。これは、中国の皇帝が譲位した場合、高位の高官も職を致仕(退官)するという「白氏文集」の漢詩文に由来するものです。国朝古文所見集 陳兆麒 天保15年 5冊揃 江戸期 漢文漢学漢詩国学中国史漢文 春秋戦国時代 孟子孔子中華王朝 清名家古文所見集 古書和書 NY。「若菜・下」では在位十八年の冷泉帝が譲位し、これにつれて太政大臣が致仕する。【タイトル】 瓦全遺稿 【著者】 武富 瓦全 ( 奎吉 ) 附伝 〔 木崎好尚 〕 跋 〔 水落露石 〕 ◆ 希少 非売品 ◆。原文には、「かしこき帝の君も位を去りたまひぬるに、年ふかき身の冠(かふふり)を懸(か)けむ」と記されており、「白氏文集」の漢詩文からの引用である。杉山孝敏(杉山)訳『堪論抄 和訳文 全 謄写版』1916年頃 朝鮮民衆文学/民間信仰。紫式部は「若菜・下の巻」を書くに際し、漢詩を熟読したうえで原文を書いていることがわかります。冷泉院(前冷泉天皇)と大君の間に女宮が誕生、中の君尚侍となる・二人の天皇からの求愛物語「源氏物語」「竹河」茶道・茶道具40-B。また、原文中の上部に「篆書(てんしょ)体」の落款を入れたのは、仙台藩の藩主の正室・仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室(冬姫)、通称伊達貞子か出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子(よりこ)と娘・幾千姫(玉映)のいずれかと推定されております。浅井了意『新語園』(全10巻10冊揃)天和2年 小佐治忠治他刊 江戸時代和本 仮名草子 漢籍等の故事逸話を紹介した教訓書。

漢詩の落款の意味原本上部の漢詩の落款は、「讃」と称されるもので、古来、掛軸の書画に第三者がお褒めの言葉を書き込むもので元々は自筆でした。渡辺玄対『南画山水 完』大正6年 藤井利八刊 木版画譜 和本。貴族から始まり藩主、あるいは高名な茶人や僧侶が書かれて、それが茶会の「掛軸」に装丁されて披露されておりました。冷泉院(前冷泉天皇)と今上天皇主催の管弦の宴・二人の天皇からの求愛物語「源氏物語」「竹河」茶道・茶道具31-B。 特に出雲・松江藩などの茶道の盛んな大名家の所蔵する自筆などに「讃」が付され、後に自筆に代わり、石刻による「漢詩」の篆書が「讃」として用いられました。興亜の指針伝道者保羅 谷口茂寿 日本基督教団 昭15 キリスト教 新約聖書 神学宗教学カトリックプロテスタント教皇ルターカルヴァン戦前OB。 「茶事」は、「ヨーロッパの晩餐会(ばんさんかい)」とも言われます。平佐就言著『長周叢書 輝元公上洛日記 全』明治25年 村田峰次郎刊 明治時代和本(和装活字本)毛利輝元。晩餐会では、「ワインを楽しむために行われる」ところも似ています。【タイトル】 大阪繁昌詩 全6冊揃 【著者】 田中金峰 ・ 田中華城 ◆ 和装 全巻揃い ◆。とりわけ、茶室に入って行うことは、床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)することです。瀧井孝作句懐紙 双子山 瀧井孝作 署名捺印有り。茶道では「掛け軸は最高のごちそう」といわれております。吉本達著『法理原論』(全4巻3冊揃)明治13年 竹下人并刊 明治時代和本 法律書 法学書。とりわけ、漢詩の落款は、ただ、古典の漢詩を入れればいいという単純なものではなく、たとえば、「源氏物語」の場合、原本の中に込められている紫式部が考えた知識を読み解くことにあります。扇山画○ 粟田扇山著 古書。「讃」の中に有名な白楽天の漢詩を単純に落款として入れたのではなく、紫式部が原本の中に白楽天の漢詩を読み込んでいることを知ったうえで漢詩を選んでおります。阪谷芳郎述『阪谷男爵 欧州視察談』大正6年 内務省地方局刊 大正時代のヨーロッパ歴訪談 渋沢栄一女婿。 落款の「讃」の元になるその原文の個所には、
「懸其所仕之車置諸廟(其仕ふる所の車を懸(か)けて諸(これ)を廟(城門)に置く)」という漢詩文の落款が押捺されている。自我謁 仏教 江戸明治期 検)日蓮宗 仏陀浄土真宗浄土宗真言宗天台宗空海親鸞法然密教 古書和書古文書古本 NS。この漢詩は「白氏文集」の漢詩に由来するものです。HH-8980 ■送料込■ 日本女礼式大全 上下巻 明治30年 水野年方 富岡永洗 木版画 浮世絵 料理 香道 和書 本 古書 古文書 印刷物 /くJYら。
つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。寿岳文章 自筆書簡2通・葉書11通(真筆保証品)坂本一敏宛 昭和39年~63年消印。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。基督教的焦燥小田切信男 昭25 聖書主義 キリスト教 基督教 新約聖書旧約聖書 検)神学宗教学カトリック教会プロテスタント教会宣教師OA。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。HH-8097 ■送料込■ 仏説浄土三部妙典 全 漆箱付き 宗紋 仏具 仏教 経本 経典 和書 古書 古文書 /くYUら。


自筆の希少価値について自筆の稀少価値は、和紙の生成技法の緻密さにあります。育英新編 上下/続 育英新編 甲乙 4冊一括。上の「拡大断層(MRI)写真」でわかる通り、極めて薄い和紙の上に墨の文字がくっきりと浮き上がるように「源氏物語」の文字が記されております。飯田小学校尋六『伊勢もうで』昭和10年4月刊 長野県・飯田小学校が戦前期に発行した伊勢地方への修学旅行資料 お伊勢参り 飯田市郷土史料。
出品している書の「断層(MRI)写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。船水清著 米澤小蘭・福士夕湖書『句集 海原鈔・山並鈔』(全2冊揃)限定100部 昭和57年 緑の笛豆本の会刊(青森県)。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。井垣北城『北城句集』限定300部 昭和53年 私家版 柳田泰雲・斎藤茂吉に師事した書家・俳人。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層(MRI)写真」です。信濃歴史談・太田鶴雄編纂・正木直太郎序・明治27年/信濃史談・神戸彌作編・明治27年/2冊/戸隠神社・善光寺・武田氏・織田氏・徳川氏。
古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層(MRI)写真撮影」をしております。1883年 古文眞寶校本 : 訂正標記/ [黄堅編] ; 平山政涜訂正標記 前集・上中下 後集・上下 揃? 古文真宝校本 宋 黄堅 ②E 古書。撮影後、展示のために再表装をしております。柴田苗太郎著 伊波南哲序『雑草の歌』昭和37年刊 佐藤惣之助に師事 警視庁職員機関誌「自警」編集部 大日方華岡題字 東光寺啓挿絵。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste(再剥離用糊)」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。内藤広前旧蔵書 写本 新井白石「画工便覧」(全6巻揃/合1冊)江戸後期写 江戸時代和本(写本)大和絵師や狩野派など画家系譜書 日本美術史。

断層(MRI)写真従来、日本の古美術の鑑定の際の分析・解析は、エックス線写真、赤外写真、顕微鏡が中心です。丹青一班 全5巻 古書。一方、アメリカやイギリスでは研究が進み和紙の組成状況を精確に分析・解析をするために断層(MRI)写真が利用されており、今回の出品に際し、「断層(MRI)写真」を資料として出しました。随意説教 岸上恢嶺 明治9年 浄土宗仏教浄土真宗 法然 仏教仏陀 曹洞宗 検) 戦前明治大正古書和書古文書写本古本 NY。本物を見分けるための欧米の進んだ分析・解析技術を見ることができます。藤田嗣治序『名井万亀滞欧作品展覧会目録』昭和11年 上野公園日本美術協会列品館にて開催。

寸法「源氏物語」自筆の大きさ タテ21.8センチ ヨコ12.8センチ。山田耕筰著作全集 全3巻 全巻揃い 岩波書店 書籍 古本 古書TS1Y。額縁の大きさは タテ37.0センチ ヨコ28.0センチです。夏文彦撰『図絵宝鑑』(全5巻揃+「君台官印」全1巻)承応元年 吉野屋権兵衛板 江戸時代和本 中国画家伝 中国絵画史 中国美術史 唐本 漢籍。額縁は新品です。山縣有朋所蔵『平安名勝』明治33年 田中治兵衛刊 京都名勝図譜 彩色木版画譜 原在泉 森川曽文 岸竹堂 鈴木松年 竹内栖鳳 今尾景年 菊池芳文。

「源氏物語」の自筆について1・筆跡の分析について
 国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。☆2894和本明治13年(1880)序合巻「霜夜鐘十時辻筮」5編上中下3冊/大蘇芳年/武田交来/絵入古書古文書/木版摺り/浮世絵。
一方、欧米では一般的には、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。坪内逍遙『阿難と鬼子母』限定500部 昭和9年書物展望社刊 荒井寛方挿画の総手漉和紙本。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。家相全書全三冊。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。盤上軒主人『外邦太平記』(全5巻5冊揃)安政元年序刊 江戸時代和本 彩色木版画入 中国史軍記物語。

2・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)の自筆の特定について
自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。俳書/写本/芭蕉150回忌追善句集/花供養?/於円山安養寺端之寮/序:春藤鳳兮鵞、孤山他/跋:片家史也/天保14年3月12日/2冊。その後、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。書簡 古文書 飛田周山 いはらき新聞社宛て 封筒付き 茨城大学 企画展 パンフレット付き 歴史資料 (レターパックライト発送)。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」であることが判明した。明治改正京都名勝一覽圖會。
「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が23歳から31歳までの間に書かれたものと推定されている。童子智恵袋 近道子宝 文政5年 寺子屋 江戸時代 検) 古書和書古本和本古文書写本 NT。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年(1421)47歳で没している。鈴木券太郎旧蔵書 英保良哲『救民天徳地福伝』(全二巻二冊揃)宝永元-3年刊 江戸時代和本 東洋医学 漢方 医書 本草学。

3・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について
近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。詩集 真昼のレモン 北園克衛 末松正樹画。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。吾妻雄兎子作 梅の本鶯斎画『春情花の朧夜』(全3編揃)江戸後期刊 艶本 江戸時代和本(薄葉紙本)歌川国芳門人絵入本 浮世絵。

4・近衛基熙(このえもとひろ)について
近衛基熙は、慶安元年(1648年)3月6日、近衛尚嗣(関白・左大臣)の長男として誕生。中村護編緝 関新吾校訂『小学口授経済談』明治12年 柳原喜兵衛他刊 明治時代初期の経済学書 活字本(柳原活版所印刷)。母は後水尾天皇皇女女二宮。☆E0180和本江戸天保15年(1844)武家故実小笠原流写本「軍用之書」3冊/高野杏順友尚/絵入古書古文書/手書き。実母は近衛家女房(瑤林院)。竹久夢二表紙画『セノオ楽譜 歌劇ミニヨン 君よ知るや南の国』昭和4年 セノオ音楽出版社刊(第19版)。幼名は多治丸。西川如見『百姓袋』(全5巻3冊揃)嘉永2年 秋田屋太右衛門他刊 江戸時代和本 百姓嚢。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。写本『忠臣規矩準縄録』(全二十四巻・三冊揃)江戸時代和本(写本)忠臣規矩順従録 忠臣蔵資料。承応3年(1654年)12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。時代物 希少 立春~32種類の表情の富士山 和紙に描かれた 立春の富士山 二階かさ 富士山 吹立雲 大寒 冬至 夏至 寒露。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年(1655年)従三位に上り公卿に列せられる。D-1/国志意徳 発行年不明 古書。明暦2年(1656年)に権中納言、万治元年(1658年)に権大納言となり、寛文4年(1664年)11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。字血句涙 回天之弦声 全2冊 蘆田束雄。寛文5年(1665年)6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年(1671年)には右大臣、さらに延宝5年(1677年)に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年(1690年)1月に関白に昇進した。軍事資料★「前橋陸軍予備士官学校戦記」昭和58年 南方戦線 本土戦線 モノクロ写真 地図 戦記編纂委員会。近衛基熙は、寛文5年(1665年)から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている

HP近衛基熙・旧所蔵「源氏物語」自筆を出品いたしました。LL-7292 ■送料込■ 三国会話 日清英会話 辞書 英訳 137p 戦前 レトロ 和書 本 古本 古書 ●ページ不足あり /くYUら。出品以外の所蔵品を紹介した出品者のホームページ「源氏物語の世界」をご覧ください。決断的信仰 高倉徳太郎 昭5 植村正久 日本基督教団 長老派 キリスト教 新約聖書旧約聖書 神学宗教学カトリック プロテスタント 戦前OA。

ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。【タイトル】 標註 ‐ 日本佛法史 上中下巻 任天書院蔵版 【著者】 田島象二 ◆ 和装 ◆。


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