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超人気高品質 「我君不遊有深意」という漢詩文の元になる原文・秋好中宮主催の豪華な祝宴・大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」（英訳文・中国語訳付）66B 和書
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商品詳細情報
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新品 ：86891305436
中古 ：86891305436-1 |
メーカー | e8b2bf6 | 発売日 | 2025-04-16 02:13 | 定価 | 25000円 | ||
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和書の作品リスト
レディースの製品
自筆「源氏物語」の「若菜（わかな）上」の巻は、禁裏（京都御所）において書かれたものです。古文書 天明9年 仏教 江戸時代 つれづれぐさ 検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗空海親鸞法然密教 古書和書古本 NR。
自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏（おおいのみかどむねうじ）」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇（ごつちみかどてんのう）の曽祖父です。写本 児嶋玉鳳原図『唐子絵』昭和12年 宮崎白雲堂/加藤英児/岡田稔写 彩色木版画譜の精写図譜(肉筆画帖) 中国人物図。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。小山健三『化学分析法』（全3冊揃）明治12年 群馬県医学校（前橋）桐生織物・後藤定吉旧蔵書 明治時代和本 化学書 群馬県郷土史料 桐生市。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子（のぶこ）であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。重文 四天王寺蔵 細字法華経 出口常順監修 昭和54年日本仏教研究所刊 仏教美術 古写経 聖徳太子 大阪市天王寺区 和本 古文書。現在の今上天皇と系譜がつながっている。写本 大久保忠休編『武野八景』明治時代写 武蔵野地誌 絵入。
関白・近衛基熙（このえ もとひろ）は、後水尾院（第108代後水尾天皇）の皇女・常子内親王と結婚。貫名菘翁印譜集 小林発編『菘翁遺印』限定100部 明治5年刊 明治時代和本 貫名海屋 原鈐印譜集 落款 篆刻。二人の皇女・熙子（ひろこ）は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。◆古文書 進物目録 進上 御太刀一腰・御馬１匹 西村 江戸時代 ab。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子（ひろこ）は将軍家宣の正室となった。行幸記念誌/桐生高等工業学校/昭和10年/非売品/今上天皇陛下畏くも聖駕を我校に枉げ させ給ひ長時に亙つて親しく校内を天覽あらせらる。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流（下記に掲示）で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。「西洋旅案内」／上下／福沢諭吉著／慶應義塾蔵版／慶応3年／尚古堂発売／２冊。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。耶蘇の九福 本間清 大正11 戦前朝鮮半島 キリスト教 基督教 新約聖書 検）朝鮮併合時代神学宗教学カトリック教会 プロテスタント教会 NV。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。宮武外骨 此中にあり 雑誌集成 第2期 第5回配本 22巻 文明雑誌/頓智と滑稽 他 ：23巻 幸徳一派大逆事件顛末他 ゆまに書房。（資料の記録は下記に掲示）
出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）」の自筆です。◆古文書 進物目録 進上 御太刀一腰・御馬１匹 松平丹後与守門 江戸時代 ab。
自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。♪古書 和本 木版 享保元年 女志○○ 二巻。「源氏物語」には、応永五年（1398）～応永十三年（1406）までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。高田政度(高田清兵衛)編『蠡海節用集』寛政5年 吉文字屋市兵衛他刊 江戸時代和本 辞書。このため後醍醐天皇の宸翰（しんかん・天皇自筆）にかなり近い年代に書かれていることがわかる。☆E0180和本江戸天保15年（1844）武家故実小笠原流写本「軍用之書」3冊/高野杏順友尚/絵入古書古文書/手書き。また、各巻ごとの書かれた年については不明。隆円『近世念仏往生伝』（6冊＝第1編全3冊＋第2編全3冊）文化3年 神先宗八他刊 江戸時代和本 仏教書 仏書。従って、応永五年とは、書き始めの年である。写本 発汗有匹 文久3年 江戸時代 漢方学 薬学薬理学 東洋医学 戦前江戸期明治大正古書和書古本 NM。また、落款から、後年、近衛基熙（1648～1722）の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。雲電吟社同人著 奈倉梧月選（正岡子規弟子）『稲妻 雲電吟社同人句集』昭和10年 雲電倶楽部刊（島根県松江市）出雲俳壇 俳句 俳書。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。完品 関野準一郎『拓摺版 瞽説史記』限定95部 昭和50年 ギャラリー吾八刊。
大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年（1068）～天承元年（1131）を祖として創立された。波部主一編『山陽詳伝』（全2冊揃）明治11年 青木恒三郎（嵩山堂）頼山陽伝記 明治時代和本 漢文集。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門」を称する。真宗安心勤詞小筌 3冊揃 明和6年 勧詞小筌 浄土真宗 検）仏教仏陀浄土宗真言宗天台宗日蓮宗空海親鸞法然密教 古書和書古文書古本 NT。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。希少！ 読本研究 広島文教女子大学 18冊揃い 初輯～第１０輯 1987 古書 和本。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。古文書 書簡 酒井三良 鈴木宗味 宛て 封筒付き 福島県 会津地方 三島町 歴史資料 日本美術院 日本画 (レターパックライト発送）。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。松平定信『閑なるあまり』元治元年 頼氏蔵梓 太田源之助旧蔵書 江戸時代和本。応永5年（1398年）に従三位となり公卿に列する。真宗意得鈔・因果鈔・信行一念鈔・念仏往生義など 仏教 元禄3年 検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗空海親鸞法然密教 江戸時代 古書和書古本NR。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年（1420年）に内大臣に昇任した。景年墨華 大正八年 今井八方堂 今井貞次郎 発行 古書 古文書 和書 古本 骨董 古美術。
旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』（いっきしょう）を著（あらわ）しております。4 古文書 模写 写し 写本 千葉県令 申上書 市町村 沿革 明治維新 肉筆 大隈重信。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。倉田萩三郎（倉田萩郎）編『俳諧霧の草鞋』大正14年刊（前橋市/非売品）正岡子規に師事した俳人 俳句 俳諧 俳書。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。（中国清代)余照 東條耕(東条琴台)校訂『詩韻珠キ』（全5巻揃）天保2年 河内屋茂兵衛他刊 江戸時代和本 唐本漢籍和刻本 中国語音韻書。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。【印刷工芸】「御物金深万葉帖」 発行者 佐々木信綱 尚古會 清水印刷所 萬葉 昭和七年発行 y92270434。
出品した「源氏物語」は「若菜（わかな）上」の内容の要旨
『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。富田永世輯録『上野名跡誌』限定200部 明治18年序（非売私家版）明治時代和本 和装活字本「活版上野名跡誌限二百部」上野國史料 上野国。若菜の巻名は、「小松原末のよはひに引かれてや野辺の若菜も年をつむべき」に因む。日本工藝史概説 奥田誠一 昭和６年 1103V5G。源氏の君の兄・朱雀院（前朱雀天皇）は六条院の行幸直後から体調を崩し出家しようとするが、後見人の居ない愛娘・女三宮の将来が心配で躊躇している。啓蒙手習の文 上・下巻 福沢諭吉編 古文書。婿選びに思い悩んだ末、朱雀院は源氏の君に女三の宮を託すことを決心、源氏も承諾した。写本 平井権八郎黒鍬形 平井権八郎由緒并目黒比翼塚之仕第 江戸時代 白井権八 因幡国鳥取藩 鳥取県鳥取市 歌舞伎浄瑠璃 古書古文書 NS。年が明けて二十三日、源氏の四十の賀が盛大に行われる。『台湾戸口制度要論』大正14年 台湾総督府警察官及司獄官練習所編刊（台北市）大正時代の台湾統治資料。二月に女三宮が六条院に降嫁した。名取草雙蝶々 上★嘉永４年１８５１年★松林堂梓(520)。翌年三月には明石の女御（源氏の娘）が東宮（皇太子・後の帝）の男御子を出産。チャールズ・キングズリー著 皆川正禧訳『希臘勇士譚 英和対訳 巻一』明治37年 内外出版協会刊 小泉八雲・夏目漱石に学んだ英文学者。それからしばらくして、突然冷泉帝が東宮（後の帝）に譲位した。美品『重要文化財 日月山水図屏風』 大阪 金剛寺蔵 函 解説 便利堂 縮小屏風。一方、かねて女三宮の降嫁を切望していた柏木（内大臣の息子）は、その後も未練を残していた。泉漾太郞『民謡集 河鹿の歌』昭和4年 大地舎版（初版本）竹久夢二との交友で知られる詩人 野口雨情弟子。三月末、六条院の蹴鞠（けまり）の催しに訪れた柏木は、飛び出してきた唐猫の仕業で上がった御簾の奥にいる女三宮の姿を垣間見てしまう。勝間慧明編輯『幾何画法 全 堺縣上等小學課用』明治12年 東北舎/高橋平三刊（堺県）奈良県郷土史料 明治時代和本 図法幾何学書 製図法。それ以降、柏木はますます女三宮への思いを募らせていく。(中国・明）羅本撰 本城維芳訳『通俗平妖伝』（全10巻8冊揃）享和2年 田中庄兵衛刊 江戸時代和本 滝沢馬琴愛読の中国白話小説 中国文学。源氏の君、39歳から41歳までを描いている。古書 古文書 まとめて 100点以上 大量出品 和本 資料 古い教科書 仏教 当時物。
自筆上部の「我君不遊有深意（わが君の遊ばざるは深意あり）」の漢詩の落款
漢詩は「白氏文集」の中の有名一節です。村上政太郎『三重県史談 全』明治26年 豊住謹次郎（三重県津市）刊 明治時代和本。押捺の詳細な理由は下記説明欄に記載
（自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。ｈ◇ 古文書 四武衝陣四頭八尾陣図 光明院増譽 軍書 時代不明 /ｎ01-4。）
大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載
《「源氏物語」若菜（わかな）上の巻》
「若菜・上」の巻は英文で「New Herbs Part One」と表記されます。河上徹太郎『ドン・ジョヴァンニ』限定275部（特別限定版）昭和50年 槐書房 越前手漉和紙本（岩野平三郎特漉局紙本）モーツァルトオペラ論。
《原本上部に「我君不遊有深意（わが君の遊ばざるは深意あり）」という、中国の皇帝が行幸しないのは莫大な行幸に費やすことを控える徳を讃えた「白氏文集」の漢詩文の落款が押捺されており、この漢詩文は「若菜・上」の原文中から引用されている。野田理一『日野椀の転生』限定120部 昭和47年湯川書房刊 総手漉和紙本 奥州の漆工芸・日野椀と秀衡椀の関係を解き明かした漆芸論。》
（自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。速水春暁斎『絵本堪忍記』（全3巻揃/合本1冊）文政10年 河内屋茂兵衛他 江戸時代和本 京都の浮世絵師の絵入本 中国古典「二十四孝」翻案本。）
「自筆原本」
自筆下の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子・と娘の幾千姫（玉映）の落款。横河秋濤著 長谷川貞信画『開化の入口』（3冊）明治7年 松邑九兵衛版 明治時代和本 明治維新 文明開化 廃仏毀釈 彩色木版画 浮世絵 絵入本。
自筆上部のタテ長の印は、「我君不遊有深意（わが君の遊ばざるは深意あり）」は、
中国の皇帝が行幸しないのは莫大な行幸に費やすことを控える徳を讃えた漢詩文の落款。写本 加州仇討 全 弘和4年 江戸時代 加賀国 石川県石川市 武術活劇 武道 武士 近代女武勇集 検） 江戸期古書和書古本古文書 NS。
反対側の印は仙台藩医・木村寿禎の落款
《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。微行者イエス 赤岩栄 昭12 日本基督教団 日本共産党 椎名麟三 キリスト教 新約聖書 神学宗教学カトリック プロテスタント 戦前明治大正NV。》
自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）と娘・幾千姫（玉映）の落款（印譜）
自筆が「古切」とされたのは江戸時代。仲田顕忠輯『類題武蔵野集 二編』（全2冊揃）安政4年 山城屋佐兵衛他刊 江戸時代和本 江戸の歌人の短歌を集めた類題歌集 和歌書 和歌。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載
（１）・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。往生論註講判 上中下三冊揃 香龍院渡邊法瑞 雲樹院南條神輿講述 明治41年 仏教 検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗空海親鸞法然密教 古文書 NR。
《「源氏物語」若菜・上（わかな）の巻》
《原本上部に「我君不遊有深意（わが君の遊ばざるは深意あり）」という若菜・上の原文中に引用されている漢詩の落款が押捺されている。n■ 韻鏡十二反切例口訣 2冊 古書 和書 年代不明 /C09。》
《たひたひになりぬれは、口》・・・・おしくおほ（思）しとまりぬ。註解名蹟碑帖大成 上巻。
[9-5 秋好中宮の奈良・京の御寺に祈祷]
師走の二十日余りのほとに、中宮まかてさせたまひて、
今年の残りの御祈りに、奈良の京の七大寺に、御誦経、布四千反、
この近き都の四十寺に、絹四百疋を分かちてせさせたまふ。永島春暁『教育日本歴史名馬鑑』彩色木版画譜 明治時代和本 源義家・真田幸村・加藤清正・上杉謙信ら戦国武将たちの名馬を描く。
ありかたき御はくくみを思し知りなから、 何ことにつけてか、
深き御心さしをもあらはし御覧せさせたまはむとて、
父宮、母御息所のおはせまし御ための心さしをも取り添へ思すに、
かくあなかちに、おほやけ（朝廷）にもき（聞）こえかへ（返）させ
給（たま）へは、ことゝもおほ（多）くとゝめさせ給（たまひ）・・・《つ。貞極・仏定『正続蓮門住持訓』文政7年序刊 江戸時代和本 浄土宗 仏教書 仏書 正続蓮門住持訓/上宮太子釈氏憲法 聖徳太子資料。》
（文責・出品者）
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。１８８４年 駒池義戀柵 朝日影芦邉眞鶴 玉置清七 歌舞伎 古書 和本 明治１７年 アンティーク。
《「源氏物語」若菜（わかな）・上の巻》
《秋好中宮が源氏の君の四十の賀の豪華絢爛な祝宴を開催》
《「我君不遊有深意（わが君の遊ばざるは深意あり）」という漢詩文の元になる個所》
《帝（冷泉天皇）は、今年のこの源氏の君の四十の御賀に事寄せては、
行幸などもなさりたいとご計画あそばしたのであったが、殿（源氏の君）は、
（源氏の君）「世間の迷惑になるようなことは、けっしてなさいませんように」
と、たびたびご辞退申されたので、》・・・・帝（冷泉天皇）は四十の御賀への行幸は
残念ながらお思いとどまりになった。由美乃道/北村命正/大正15年/内閣総理大臣・若槻礼次郎題字/弓矢の起源・古代弓矢・外国弓矢・矢の種類・弓矢の名所・同射方心得・羽の名所。》
〔二十二・秋好中宮、源氏の君の饗宴を開催する〕
十二月の二十日過ぎのころ、中宮（秋好中宮）が宮中よりご退出あそばして、
今年の残りの御祈願として、奈良の都の七大寺にお布施として布四千反、
この近くの京都の四十の寺に、絹四百疋を分けてご奉納になられる。紅染山鹿庵『古今茶道全書 信』元禄7年 吉田伊兵衛他板行 江戸時代和本 茶の湯 茶道書。
またとないご養育のご恩を十分お分りになっていらっしゃりながら、
今まで格別のこもせずに過してこられたので、この機会をはずしてはなんの折に
深い感謝のお気持をはっきりごらんいただけようか、とお思いになって、
父宮（前の皇太子）と母御息所（六条の御息所）がもしご存命であったなら
こうもしてさしあげたであろう報恩の気持までをもお添えになって、
盛大にとお考えであるが、院の殿（源氏の君）が帝（冷泉天皇）に対してさえもこうして
強くご辞退申しあげなさったのであるから、あれこれのご計画を
大部分おとりやめになったのである。南郊校訂 松川半山画『仮名数引改正増補 歌曲時習考 全』嘉永元年 積典堂蔵版 江戸時代和本 地歌歌本 彩色木版画多数入 枕本。殿（源氏の君）からも、・・・・
《（源氏の君）「四十の賀ということは、先例を耳にしましても、そのあと残りの齢を
いつまでも保つ例はそう多くなかったのですから、》
現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授（1999年没）
備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。『袖珍百人一首 全』天保15年 柏原屋義兵衛刊 江戸時代和本 小倉百人一首。
禁裏（京都御所）で書かれたものです。HH-6711■送料込■ 風俗画報 日清戦争図絵全10編 台湾征討図絵全5編 台湾土匪掃攘図絵全2編 台湾蕃俗図会全2編 石版画 本 古書 /くJYら。
《New Herbs Part One（若菜・上）》
Back at Rokujo towards the end of the year,
Akikonomu arranged the final jubilee observances,
readings at the seven great Nara temples and forty temples in and near the capital.
To the former she sent forty bolts of cotton and to the latter
four hundred double bolts of silk.
She was much in Genji's debt, and never again would
she have such an opportunity to show her gratitude.
She wanted everything to be as her late mother and father would have had it;
but since Genji's wish to avoid display had frustrated even the emperor's hopes,
she limited herself to a small part of what she would have wished to do.
英語訳文（英文）の出典：『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker（エドワード・ジョージ・サイデンステッカー）コロンビア大学教授（2007年没）
《若菜・上》
冷泉帝只得然作。中村護編緝 関新吾校訂『小学口授経済談』明治12年 柳原喜兵衛他刊 明治時代初期の経済学書 活字本（柳原活版所印刷）。
十二月二十后，秋好皇后六条院。國民生活と宗教 明治発行。
要在年父源氏祝寿，特奈良七大寺僧，
布施布匹四千段；又京都附近四十寺僧，布施四百匹。図説教授 家相大全 上中下。
秋好皇后感源氏育之恩，欲乘此机会向他表示真的孝心。書簡 古文書 飛田周山 いはらき新聞社宛て 封筒付き 茨城大学 企画展 パンフレット付き 歴史資料 （レターパックライト発送）。
又念父前皇太子及母六条妃子如果在世，一定也感他，
所以又着代父母祝寿之意。色葉字類抄 古典保存会 1926 複製。但源氏朝廷的祝寿也曾固辞，
故秋好皇后不便，只得将多原定去。横山正旧蔵書 津坂孝綽（津阪東陽）『絶句類選』（全21巻2冊揃）文政11年序 稽古精舎版 江戸時代和本 七言絶句名詩集 漢詩集 津阪東陽。
源氏道：“我考前代事例，
中国訳文の出典：『源氏物（Yunsh wy）』
豊子愷（ほうしがい）中国最初の「源氏物語」翻訳者（文化大革命で没）
中央の写真（右から２番目）の写真が「源氏物語」若菜・上の巻の末尾（原本番号108-B）の押印。皇朝言行録（天・地・人・附」４冊和綴じ本。
左下の四角の大きな印は仙台・伊達家の家紋の印（竹に雀）
家紋の上２つの印は仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室（冬姫）の印。創の絵羽 戦前明治大正 染織 染物 振袖着物 唐物掛軸仏画古写経中国朝鮮青銅器光悦乾山志野高麗茶碗古筆手鑑古染付煎茶道具 NM。冬姫は内大臣・通誠の養女。西條八十作詞 成田為三作曲『仲よし小よし』大正10年 アルス刊 カバー付初版本。
冬姫は通称。守本恵観『おしへ乃つえ』大正10年序 信行社刊（京都）明治時代和本（大正刷）心学書 道話 教訓書 おしへのつえ おしえのつえ。正式な名は伊達貞子。藤原定家『未来記雨中吟』寛永15年 風月宗智刊行 竹中重門家旧蔵書（印記「竹裏館文庫」）江戸時代和本 歌学書。2つとも貞子の印。f23121633〇明治布告布達 学制 日本最初の近代的学校制度を定めた教育法令 109章 明治５年 布告全書〇和本古書古文書。左端の写真は「若菜・上の巻」末尾の拡大写真。井垣北城『北城句集』限定300部 昭和53年 私家版 柳田泰雲・斎藤茂吉に師事した書家・俳人。
左上端の細長い落款は、「我君不遊有深意（わが君の遊ばざるは深意あり）」の漢詩文の印。宮城清行集成 佐野利有他校『和漢算法大成』（全9巻7冊揃）明和元年 河内屋茂八蔵版 江戸時代和本 数学書 算数書 和算書。漢詩文の右の２つの印のうち、下は出雲藩主・松平治郷（不昧公）の正室・方子（よりこ）の印。希少 定本 尾張名所図会 海東郡 海西郡 東海地方史学協会 限定70部の内44番 昭和62年 古書 古文書 和本 名所 絵本 資料 TZ-487G。方子の上の印は方子の娘・幾千姫（玉映）の印。大坂城誌 日本城郭誌 全4冊 小野清 明治32年 古書。右上の印は仙台藩医・木村寿禎の落款。永正主照黙『真宗宝璽伝』承応3年後跋 光徳坊日新舎所蔵 江戸時代和本 木活字本 浄土真宗 仏教書 仏書。右端の写真上は仙台藩主（伊達家）正室一覧表の表紙。亀田鵬斎『候鯖一臠』(全5冊揃)天保13年 善身堂蔵版 江戸時代和本。表紙の下は一覧の拡大写真（仙台市立博物館・刊行）
（出品した自筆の「断層画像写真」（若菜・上の巻）MRI 34―66B
自筆下二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子（よりこ）と娘・幾千姫（玉映）の落款
「近衛基熙の肖像」「後西院天皇主賓の茶会の記録」
1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図（公家事典303頁）
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。順水庵天由編 惺庵西馬（志倉西馬）訂 守轍白炎校『花鳥暦 全』安政5年序刊 江戸時代和本 俳諧書 俳書 俳句。2番目の写真は近衛基熙の肖像（陽明文庫・所蔵）
3番目の写真は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の天皇家・近衛家略系図
【天皇家・近衛家略系図の出典（淡交テキスト「茶会記」に親しむ・７）平成29年7月淡交社・刊行】
4番目の写真は、「日本史の茶道」千利休の孫・宗旦と近衛基熙の茶の湯の交流」120頁（淡交社刊）
5番目の写真は、近衛基熙が、御所で第111代・後西院天皇を主賓に茶会を開催した記録「公家茶道の研究」55頁（谷端昭夫・著）
「源氏物語」「若菜・上の巻」絵図、茶室関係資料
下記写真1番目は、「源氏物語屏風（若菜・上）」東京国立博物館所蔵
猫が開けた御簾(みす)の隙間から、柏木が女三宮を目撃する「若菜・上」の有名な場面
上から2番目の写真は、「淡交」別冊（愛蔵版・№71 『源氏物語』特集）
上から3番目左右の写真は、茶会における大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」を茶道具として用いた茶室の事例
「我君不遊有深意（わが君の遊ばざるは深意あり）」という漢詩文の落款が押捺されている。松尾芭蕉『校正俳諧七部集 全』弘化2年 花鳥庵蔵板（元袋付）江戸時代和本 俳諧書 俳書 俳句。この漢詩は「白氏文集」の漢詩に由来するものです。幕府領（会津藩預所）佐倉村古文書●寛政２年(1790) 公事方留書 全 100＋３件 ４２丁 大沼郡佐倉村 現在の福島県昭和村 231113。
つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」（かけじく）を拝見（はいけん）の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。2 古文書 模写 写し 写本 千葉県令 申上書 市町村 沿革 明治維新 肉筆 大久保利通。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。古文書 半井寿庵 村井甫庵宛て 請取書 雪村 朱文公 寛文2年 歴史資料 珍品（レターパックライト発送）。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。新田興著 新田大作編『雲處筆墨』昭和57年私家版 漢文学者/漢詩人の水墨画集 別冊「王道院曼陀羅」付。
出品している書の「断層（MRI）写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。k1605 ラヂオと飛行機 山口巌 大明堂 大正１３ 戦前 古書。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。三五園月磨（堀源甫）『道歌心のうつし画』文化10年序刊 江戸時代和本 和歌に託して心のあり方を説いた判じ物形式の教訓書 文字絵 絵入本。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層（MRI）写真」です。日本染織商工史 泉俊秀 昭和４年発行 1103V4G。
古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層（MRI）写真撮影」をしております。『京みやげ京名所あんない』江戸中期頃の京都名所案内 江戸時代和本。撮影後、展示のために再表装をしております。マクレイン原著 和泉弥六訳『基督教の学術的研究』明治27年 基督教書類会社刊 明治時代のキリスト教神学書。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste（再剥離用糊）」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。Y004 古書 遅月庵文集 6冊セット レトロ コレクション。
国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。明法志林社編『明法志林』（20冊セット＝第31-50号）明治15-16年 明法志林本局・国文社刊 明治時代和本。
一方、欧米では一般的には、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。煎茶早指南 嵐翠子著 永楽屋板 江戸後期頃写刊 茶道 和本 古文書。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。ｖ△△発行年不明 俳諧季寄 是々草(これこれ草) 上下巻 2冊揃い 芭蕉翁所藏蛙嚢圖 山田茂助蔵 加藤正得 加藤正修 無刊記 和本 古書/R06。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。絵本新柳樽 二編、三編、四編★慶賀作★嘉永二巳酉(496)。
２・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）の自筆の特定について
自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。旗本領川島村(土睦村)古文書●明治３４年 總根麿雑記 ２７丁 菱田文庫 千葉県長柄郡土睦村 現在の睦沢町 231021。その後、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。八島五岳『百家琦行伝』（全5冊揃）弘化3年 銭屋惣四郎他刊 江戸時代和本 絵入本 変人奇人伝 三井親和、森島中良ら。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）」であることが判明した。写本 参蘇飲 江戸時代 漢方学 薬学薬理学 東洋医学 戦前江戸期明治大正古書和書古本 NM。
「源氏物語」には、応永五年（1398）～応永十三年（1406）までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が２３歳から３１歳までの間に書かれたものと推定されている。The Navy・海軍/明治四十五年-大正元年/練習艦隊帰航記念号・海軍記念日記念号・御大喪号含む12冊・第七巻・合本/中村静嘉編集監督。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年（1421）４７歳で没している。真像太閣記画譜 又玄斎南可 彩色木版刷 三篇 上下2冊 明治16年。
３・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について
近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。角田九華『続近世叢語』（全8巻4冊揃）弘化2年 河内屋真七刊 江戸時代和本 漢文集 中井竹山弟子 頼山陽との漢詩交流で知られる儒学者。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。３ 古文書 模写 写し 写本 千葉県令 申上書 市町村 沿革 明治維新 肉筆 眞舟村の沿革史。
４・近衛基熙（このえもとひろ）について
近衛基熙は、慶安元年（1648年）3月6日、近衛尚嗣（関白・左大臣）の長男として誕生。信濃国水門郡水沢村検地帳 2冊 YH230。母は後水尾天皇皇女女二宮。兵法・兵法六韜 北村佳逸 立命館出版部 昭和10年 司馬 老子 孔子 武韜 龍韜 古書 アンティーク。実母は近衛家女房（瑤林院）。クウプリン著 小松原雋訳『柘榴石の腕環』昭和2年 聚英閣刊 アレクサンドル・クプリーン チェーホフ ロシア文学訳書。幼名は多治丸。ギルス・モラ+クロード・ノリ写真集 Gilles Mora・Claude Nori『L'ete Dernier』1983年パリ刊 フランス現代写真。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。古文書 片野長次兵衛 「徒く者山（筑波山）恋明書並びに名所」 貞享4年刊 筑波 木版 和本 茨城 コレクション（レターパックライト発送）。承応3年（1654年）12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。吉本達著『法理原論』（全4巻3冊揃）明治13年 竹下人并刊 明治時代和本 法律書 法学書。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年（1655年）従三位に上り公卿に列せられる。関取二代勝負附(507)。明暦2年（1656年）に権中納言、万治元年（1658年）に権大納言となり、寛文4年（1664年）11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。西川如見『百姓袋』（全5巻3冊揃）嘉永2年 秋田屋太右衛門他刊 江戸時代和本 百姓嚢。寛文5年（1665年）6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年（1671年）には右大臣、さらに延宝5年（1677年）に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年（1690年）1月に関白に昇進した。希少 古書【ホトトギス 昭和八年 十二月號】全142ページ◆俳句 小説雑誌◆骨董 文献◆高浜虚子 雁盗人/川端芽舎 花鳥巡禮/山口青邨 他収録。近衛基熙は、寛文5年（1665年）から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている
ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。条野採菊著 歌川芳虎画『豊臣昇雲録』（3冊＝初～3編）松林堂刊 豊臣秀吉の出世を描いた絵入本 明治時代和本 羽柴雲昇録。
源氏物 Yunsh wy 典的 Jngdin de不昧公 公卿 肉筆 保障 保証 真筆 真筆 親筆 古筆 本物保証 本物保障 室町 掛軸 掛け軸 自筆 天皇 茶道具 宗鑑 良寛 伝来 歌仙 極め 極札 極め札 鑑定